真実はいつかひとつ！！

今日はショートストーリーあり。（つーかほぼ）

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つことで完全パクリ宣言第8話でしたが、ミステリックサインをはさむ理由は・・・？




えー前々回の続きです・・・





「キョン、あたし・・・あんたのことが・・・」

いつもの性格からはありえないくらい小さな声でハルヒがこう言った・・・

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（ん・・・？）
そうだ、オレとハルヒは崖から落ちたんだ・・・
意識がまだはっきりしないせいなのか、それとも雨のせいなのかわからなかったが、
目の前がぼんやりしている。

「キョン！キョンてば！」
誰かの叫ぶ声がきこえた。
（ハルヒ・・・？）
「しっかりしてよ！キョンてばぁ！」
なかば泣き声にも聞こえるような声でハルヒが叫んでいた。
（あぁ、よかった・・・ハルヒが無事で・・・）
オレはハルヒが無事だったということが分かったのと同時にまた意識が遠のいていくのを感じた。
（このまま死ぬのかな・・・オレ）
そう思った。というか、そう思わない理由が見つからなかった。
崖から落ちたのに痛みすら感じなということは、たぶんそういうことなのだろう。
（もっと遊んどきゃよかった・・・）
薄れゆく意識の中でふいにそんなことを思う。
そして急にいろんなことが思い出された。
（あぁ、これがソウマトウってやつか・・・）
まさかこんなに早く体験するなんて夢にも思わなかった。
本当は自分が小学3年生までサンタを信じて疑わなかったこと
中学に入っていきなり、まちがえて女子更衣室に入ってしまったこと
高校生になっていきなり変な女の子が後ろの席だったこと
その女の子のいきなりなわがままに付きまわされたこと
その女の子は実は普通にわがままだったこと
その女の子が地球人ではなかったこと
その女の子の・・・
・・・・・・・・・・・・







その女の子の名前が涼宮ハルヒだったこと



「キョンっ！！」
「ハッ！」
オレは急に目が覚めた。
そこはさっきと同じ崖下だった。
髪は雨でぐしゃぐしゃ、服もずぶ濡れだが、おなじ格好をした女の子がそこにはいた。
「ハル・・・？」
そう言いかけた瞬間
「もぅ・・・すっごく・・・ぐす・・・心配したんだからぁ！！」
そう叫びながら俺の胸に覆いかぶさるようにハルヒが泣きじゃくって来た。
雨が降っていたからよくわからなかったが、おそらく涙も鼻水もよだれも出ていたと思う。
しかし彼女はそんなこと気にもせず、ただ子供のように泣いていた。
まるでいつものハルヒがニセモノなんじゃないかと思うくらいに・・・






近くに洞窟を見つけたオレたちは、そこで休むことにした。



「・・・・・・」
沈黙という名の空気が流れていた。
ハルヒは何もしゃべらない。
ただ、服を絞る音だけがかすかに聞こえていた。
（何か話さないと）
場の空気を変えようとオレは必死で考えていた。
しかし、さっきのアレのおかげでなんとも話しづらい。
さっきのアレというのはもちろんハルヒのことだ。
ハルヒは顔中の穴という穴から体液を出していた。もちろん本人は自覚している。
しかもそれをオレに見られたと思っているのだろう。
まぁ実際見えてしまったわけなんだが・・・
そうとなればそれは彼女のプライドにかかわる問題なわけで・・・ましてやあの性格。
もし今が普通の状況だったら今までのオレ＜ハルヒの関係がオレ＜＜＜＜＜＜ハルヒの関係になり、なにを喋るにも「ハルヒ様すいませんが、」を最初につけなくてはいけなくなるということも考えられなくもない！
オレはハルヒのためにも自分のためにも話しかけようか、どうしようか悩んでいたが、その時
「はっくしょんっ！」
と、後ろのほうからくしゃみのするのが聞こえた。
「おい、大丈夫か？」
オレは無意識のうちに話しかけていた。が、
「・・・」
反応がない。
いや、もしかしたら反応があったかもしれない。
しかし、雨の音や波の音でわからなかった。
もし、せっかく彼女が何か言ったのに、それを聞き逃しでもしたら・・・
オレは自分のためにハルヒにまた話しかけた。
「風邪、ひくかもしれないぞ」
もちろん、この発言に解決策などない。
薬なんてあるわけないし、体を温めるための火や燃えるようなものがあるわけでもない。
あまりの無責任な気遣いにオレはしまったと思った。
（あぁこれはハルヒ様決定か？）そう思ったとき


「だいじょぶ・・・よ」
それはあまりにも小さい、まさに蚊の鳴くような声だった。
が、今度ははっきりと聞こえた。
「だいじょぶだから・・・」
そう繰り返す。
オレは安心した。
洞窟に入って初めてハルヒが喋ってくれたことに安心した。
緊張が解けたオレは、そこであらためて、
「ありがとな」
「えっ・・・？」
「お前が呼んでくれなかったら、オレ死んでたよ」
「えっそんなことっ！」
と言ってハルヒがこっちに顔を出す。

「むしろ助けてもらったのはあたしのほうだわっ！」
さっきまでの小さい声とはうってかわって今度は洞窟中に響き渡った。
「気づいたらキョンが下にいて・・・あたしすっごく心配したんだからねっ！」
ハルヒのあまりの変わりようにびっくりしたが、すぐそのことについて考え始めた。

そういえばそうだ・・・
オレはあの時死んだと思った。
高さはなかったとしても、ハルヒをかばって頭のほうから落ちたのだ。
死まではいかないまでも何らかの傷はあってもいいだろう。
しかし、実際は傷どころか痛みもない。
そんなことがあるはずが・・・そう考えていると、あることに気づいた。
「お前、もしかして泣いてる・・・？」
ふと、ハルヒの目の下にキラリと光るものが・・・
「なっ、泣いてなんか・・・」
そうは言いつつも涙はあとからあとから溢れでていた。
ハルヒは必死にバレないようにバレないように手でぬぐっているが、全然追いついていない。
オレが見かねて、大丈夫か、と手を差し伸べようとしたとき、
「死んじゃったかと、おもったんだからぁ！！」
そう叫びながら、胸の中に飛び込んできた。
そして泣いた。
泣きじゃくった。
あのハルヒが・・・
いつもはあんなにえらそうにしてるハルヒが・・・
こんなにも体を震えさせて、抱きしめてしまえば崩れてしまいそうに・・・
オレは何も言わずすっとハルヒの背中に手をまわす。
せっかく乾いてきた服がまた濡れてゆく。

そして・・・


いつもの性格からはありえないくらい小さな声でハルヒがこう言った・・・



「キョン、あたし・・・あんたのことが・・・」



そこではじめてわかった。

オレが目を覚ましたのは、打ち所がよかったわけでも、奇跡でも、なんでもない。


ハルヒが・・・


ハルヒがそう望んだから・・・


オレが涼宮ハルヒと出会うのは最初から決まってたのかもしれない・・・


END

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今日のハルヒはぶっちゃけコ○ンじゃん！！
もう一度言うよ
コナ○じゃん！！

ではまた・・・

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